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Channel: 歌ひめレシピと、時々デルタ。
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バイク追記 DUCATI900SS

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ドカの改造のことを書いておきます。

●マフラー
ハイテックです。すごくめずらしいもので同じ物をつけてるドカは見たことありませんでした。一見カーボンみたいだけどズンドウアルミ(削り出し)にカーボンを巻いた仕様。出口に2枚バッフルがついていて、その2枚を回転させて穴の大きさを調整することで排圧調整ができて便利でした。ステーもアルミ無垢からの削り出し。すごく高級なつくりで、値段も高級でした。
●ブレーキ
純正でブレンボなのですが、デザインが気に入らなかったから古い丸いデザインのブレンボに変更。塗り直しもしました。OHもまめにしてましたから効きは良かったです。パッドもいろんなものを使ったと思いますが、メーカーは忘れちゃいました。ブレーキディスクのセンターがぴかぴかなのは、自分で塗装をはいで鏡面磨きをしたから。手作業でw。鉄なので半年くらいかかったなあ。マスターはRC30。
●エンジン
ノーマルでしたが自分で腰上をOHしました。ドカエンジンの最大の魅力は「デスモ」。バルブスプリングがないので、フリクションロスがなく回るエンジンのはずなのですが、「設計最高、工作最低w」のイタリア製なので一筋縄ではいきません。バルブクリアランス調整のためにシムキットを買い、内部はバリとりや磨きをしました。ピストンリングやベアリングも交換。とても調子よくなりました。コスワースのハイコンプピストンを購入し、準備をしていたのですが、エンジンの調子がよく充分速かったので結局ピストンはヤフオクに。この頃のドカエンジンはバルブまわりのカーボン取りと、バルブクリアランス調整でかなり元気になると思います。ぼくのは2速でもスロットル開けるとウイリーしました。
●キャブ
キャブはFCR39。普通は2連のものをつけるのですが、ぼくのはマニアックな各気筒独立型、マロッシのインマニ。このキャブはほんと難しかった。ジェットやニードルをしこたま買い、そのつど走らせ交換。200回くらいキャブをはずしたのではないかな。セッティングマニュアルや雑誌などいろいろ読んだのですが、実際やるとなるとなかなかその通りにいかないんだよね。FCRはすごくシビアにセットできるのだけど、あんまりシビアに詰めると天候や標高で走らなくなっちゃう。そんなことも学べました。
●サス
写真では交換されていないのですが、リアサスをFGにした。スプリングはオーリンズ。これも調整がやたらとできることが災いして、最後まで何かベストなのかわからなかったですw。またフロントはノーマルでしたがインナーを磨いてオイル粘度も変えていました。
●その他
エンジン周り外装のあまり負荷のかからないところはチタンボルト。そうでない所はステンボルトに。ボルトの頭はテーパー。フロントホイールのみマグ。あとオイルクーラーも変えて、マグのタペットカバーにして、アエラのステップにして。スイングアームを古いベルリッキにしたのかな。あとオイル交換100kmごとw

なんにしてもかわいいバイクでした。色も渋いし。いまはどうなっているのかな、まだ走っているとうれしいなあ。
※このバイクで赤紙免停もらったことも、いまではいい思い出ですな。

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